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ファウストの悲劇

2010年07月25日 23:46

bunkamuraでの公演。
楽日の前日にチケット取れたので行って来ました。
萬斎さんが好きなのと、蜷川幸雄はなるべく観に行くようにしてるので、二重に楽しみでした。
折りたたみで感想です。
悪魔との契約で人間を超える力を得たファウスト博士と、ファウスト博士の魂を手に入れるために博士に仕える悪魔の物語。

織り込まれた東洋的な音楽や衣装には、西洋の外の世界を常に意識させられました。
天国と地獄という二極化された世界ではなくて、ファウストの神も救済も悪魔も堕落も、総てイザナミとイザナキの矛の先から滴り落ちる混沌の中にあるような、もう一つの世界観がじりじりと迫って来る感じ。(わかりにくいな…)

悲劇と冠しながらも喜劇に徹する前半のやり切りっぷりが素晴らしいです。
その割には後半の悲劇性があまり活き活きと感じられませんでした。全編通した歌舞伎演出があまりに豪華だったので、死をもって悪魔に魂を引き渡す=悲劇と素直に受け止められなかったのかもしれない。むしろ落語の怪談ものを観た後のような爽快感でした。

ファウストとメフィストの関係があからさまにあやしいと思ったらやはり演出の思惑通りの模様。
タンゴのシーンは(色んな意味で)思わず息を飲む緊張感でした。

残念ながら原作を未読なので、折りを見て挑戦してみたいと思います。


パルコの大昔のポスターで「西洋は東洋を着こなせるか」というキャッチコピーがあったのを思い出しました。


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