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イノセント

2010年08月03日 03:48

イノセントイノセント
(2004/02/27)
中村うさぎ

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発売当初、冒頭を立ち読みしたっきりでした。思い出すように手に取りました。
不審死を遂げた娘の消息を追う父親が関係者にインタビューする形式と、娘の日記が交互に挿入されます。
嘘や欺瞞、虚言や妄想の入り交じる中で、最後に娘の心理と周囲の思惑が明かされます。

結論は言ってしまえばありきたりなんだけれども、この物語にそう紐づけられるとは思っていなかったので意外でした。タイトルは「サクリファイス」でもよかったんじゃ無いでしょうか。ってそれじゃタルコフスキーか。

入れ替わりの「物語」、別人になれる自分など、中村うさぎさんの書くお話は常に彼女自身の個人的な問題とリンクしているので、これがどの位の時期に書かれたのかが気になります。「愛と資本主義」という小説ではもっと深部まで到達しているようにも思えます(真理かどうかはわからないけど)。エッセイでいうともしかして「愚者の道」に至る過程で生まれたのだろうか。

ご本人も仰ってたと思いますが、(記憶違いだったらすみません)彼女は自分の問題を解決するために文章を書いているのだと思うので、そこに流れるものは一つの作品ではどうしても論じきれないです。ずっと長く読み続けて、しかも頭の中できちんと年度別に整理していかないと、その場の共感だけで終わってしまいそうになります。


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